コイーバ(COHIBA)は1966年にキューバで生まれた、国営ハバノス社を代表する最高級葉巻ブランドです。もともとは要人向けの非売品として作られ、一般販売が始まったのは1982年。葉巻スイタイに収録する20銘柄の参考価格は1本4,070円〜7万円台と幅が広く、看板の「シグロ」シリーズはおよそ6,000〜18,000円が目安です。この記事では実データに基づき、コイーバのラインナップ・値段・初心者向けの選び方・購入時の注意点までまとめて解説します。
コイーバ(COHIBA)とは?1966年誕生のキューバ最高級ブランド
コイーバの始まりは1966年。フィデル・カストロ議長の護衛官が携えていた葉巻を気に入ったことがきっかけで、要人と外交儀礼用にごく少量だけ作られる非売品ブランドとして誕生しました。長らく政府関係者への贈答用として存在が伏せられていましたが、1982年にスペインでのサッカー・ワールドカップに合わせて一般販売が解禁され、世界に知られる存在になります。
ブランド名の「コイーバ(Cohiba)」は、キューバ先住民タイノ族の言葉でたばこの葉を意味する言葉に由来します。キューバ産葉巻(ハバノス)は国営のハバノス社がすべてのブランドを統括しており、コイーバはその中でも別格に位置づけられる看板ブランドです。キューバ産葉巻全体の中での立ち位置はキューバ葉巻の5大ブランド完全ガイドでも比較しているので、あわせて参考にしてください。
コイーバのラインナップを整理|クラシック→シグロ→ベイケの3世代
コイーバは発売から60年近くの間にラインナップを段階的に増やしてきました。歴史の流れで見ると理解しやすくなります。
- クラシックライン(1982年〜): 一般販売開始と同時に発売されたパナテラス、コロナス・エスペシアレス、ランセロスの3サイズが原点。1989年にはロブスト・エクスキジート・エスプレンディードが追加され、現行の基本ラインになりました。
- シグロ(Siglo)/リネア1492(1992年〜): コロンブスのアメリカ大陸到達500周年を記念して1992年に登場したのがシグロシリーズ。「Siglo」はスペイン語で「世紀」を意味し、シグロIからシグロVまでが1992年に、シグロVIは2002年に追加されました。数字が大きくなるほどリングゲージ(太さ)も太くなる設計です。
- マドゥロ5(2007年〜): キューバ産では珍しい、5年熟成させたマドゥロ(黒褐色)ラッパーを使う限定ライン。セクレトス・マヒコス・ヘニオスの3サイズが展開されています。
- ベイケ(Behike、2010年〜): コイーバの頂点に立つフラッグシップライン。名前はタイノ族の呪術師(シャーマン)を意味し、通常は使われない植物最上部の希少な葉「メディオ・ティエンポ」を配合しているのが特徴です。ベイケ BHK52は葉巻スイタイ収録銘柄の中でも最高価格帯に位置します。
- クラブ/ミニシガー系: 手巻きプレミアムとは別に、気軽に楽しめる小型シガー・シガリロの「クラブ」系ラインもあり、価格重視ならここが最も手が届きやすい入口になります。
コイーバの値段はいくら?D1収録20銘柄の実データ一覧
「コイーバは高い」というイメージが先行しがちですが、実際にはラインによって価格差が大きく、1本4,000円台から手が届く銘柄もあります。葉巻スイタイが収録するコイーバ20銘柄の参考価格(1本あたり)を安い順に並べたのが次の表です。
| 銘柄 | ライン | サイズ/ヴィトラ | 強さ | 参考価格(1本) | 初心者向け度 |
|---|---|---|---|---|---|
| ショート | クラブ | - | - | ¥4,070 | - |
| ミニシガリロ | クラブ | - | - | ¥4,620 | - |
| クラブホワイト | クラブ | - | - | ¥5,500 | - |
| クラブ | クラブ | - | - | ¥5,500 | - |
| ワイドショート | クラブ | 100mm | - | ¥5,610 | - |
| パナテラス | クラシック | 115mm×26 | - | ¥6,270 | - |
| シグロI | シグロ | ペルラ/102mm×40 | ★2 | ¥6,490 | 3 |
| シグロII | シグロ | プチコロナ/129mm×42 | ★2 | ¥8,250 | 3 |
| シグロII チューボ | シグロ | 129mm×42 | - | ¥8,580 | - |
| マデューロ5 セクレトス | マドゥロ5 | 107.9mm×40 | - | ¥9,680 | - |
| エスプレンディード | クラシック | チャーチル/178mm×47 | ★3 | ¥10,000〜15,000 | 1 |
| シグロIII | シグロ | 155mm×42 | - | ¥10,560 | - |
| シグロIV | シグロ | コロナゴルダ/143mm×46 | ★2 | ¥12,100 | 2 |
| シグロV | シグロ | 170mm×43 | - | ¥13,200 | - |
| メディオ・シグロ | シグロ派生 | プチロブスト/102mm×52 | ★2 | ¥13,750 | 2 |
| ロブスト | クラシック | ロブスト/124mm×50 | ★2 | ¥14,520 | 2 |
| マドゥロ5 マヒコス | マドゥロ5 | プチロブスト/115mm×52 | ★3 | ¥15,400 | 1 |
| シグロVI | シグロ | カノナソ/150mm×52 | ★2 | ¥17,820 | 2 |
| シグロVI チューボ | シグロ | 155mm×52 | - | ¥18,150 | - |
| ベイケ BHK52 | ベイケ | ロブスト/119mm×52 | ★3 | ¥55,000〜70,000 | 1 |
(強さは1=軽い・2=普通・3=強いの3段階、初心者向け度は1〜5でデータのある銘柄のみ表示。参考価格は葉巻スイタイ掲載データに基づく目安です)
表からわかる通り、コイーバの中でも「クラブ」系の小型シガーは4,000円台からと手が届きやすく、看板のシグロシリーズはおおむね6,000〜18,000円のレンジに収まります。一方でベイケは5万円を超え、他のラインとは別世界の価格帯です。予算別の選び方は葉巻の値段はいくら?でも詳しく解説しています。
初心者はどれから?初心者向け度で見るコイーバ
葉巻スイタイでは銘柄ごとに「初心者向け度」(1〜5、数字が大きいほど初心者向け)のスコアを持たせていますが、コイーバのラインナップで見ると、データのある銘柄は1〜3の範囲に収まっています。つまりコイーバは、そもそも「初めての1本」向けブランドではなく、ある程度葉巻に慣れてから手を伸ばすブランドだということです。
その中で相対的に扱いやすいのが、初心者向け度3のシグロIとシグロIIです。強さは2(普通)で、リングゲージも40〜42と細めのため、コイーバらしい香りの複雑さを保ちながら重すぎない吸い心地が楽しめます。逆にエスプレンディードやベイケ BHK52は強さ3・初心者向け度1で、コイーバの中でも上級者向けの1本です。
もし本当に「人生最初の1本」を探しているなら、コイーバ以外も含めて選ぶのが近道です。産地・強さ・サイズを横断比較できる初心者におすすめの葉巻10選もあわせてチェックしてください。
コイーバは偽物に注意|信頼できるルートで買う
コイーバは世界的な知名度の高さゆえに、並行輸入をうたった偽造品・模造品が出回りやすいブランドとしても知られています。安さだけを理由に出所不明のルートで購入すると、保存状態も真贋も確認できないままトラブルになりかねません。
購入時に意識したいのは次の点です。
- 実店舗やハバノス社の正規代理店・公式取扱店など、仕入れルートが明確な販売者から買う
- 相場から大きく外れて安すぎる出品には手を出さない
- 個人間取引やフリマアプリでの購入は避け、まずは信頼できる専門店やシガーバーで実物を確認する
断定的な見分け方をここで示すことはできませんが、「誰から買うか」を最優先にするのが結果的に一番の対策です。
コイーバはどこで買える・どこで吸える?
コイーバを確実に楽しみたいなら、まずは取扱いが明確な店で選ぶのが安心です。葉巻スイタイのデータでは、東京都内に日本で唯一の「COHIBA ATMOSPHERE」公式フランチャイズ店があり、コイーバはもちろんモンテクリスト・パルタガスなどハバノスの主要ブランドを取り扱っています。店舗の詳細はコイーバ・アトモスフィア・トウキョウのページで確認できます。ほかにもBAR MARUISHIのように、来店ログでシグロVIの取り扱いが確認できる店もあります。
コイーバを扱うブランドページでは、店舗掲載データや取扱銘柄をまとめて確認できます。コイーバのブランドページから探すのが最短です。実店舗で試してから購入したい場合や、通販で選びたい場合の比較は葉巻の通販ガイドも参考にしてください。
まとめ
コイーバは1966年の誕生から60年近くかけて、クラシック・シグロ・マドゥロ5・ベイケと段階的にラインナップを広げてきたキューバ最高級ブランドです。価格は1本4,000円台のクラブ系から7万円台のベイケまで幅広く、まずは自分の予算と強さの好みから選ぶのがおすすめです。購入時は信頼できる販売者を選ぶことも忘れずに。
※たばこ製品は20歳になってから。20歳未満の喫煙は法律で禁じられています。




