葉巻を吸える場所は、大きく分けて「①シガーバー・ラウンジ」「②自宅」「③屋外・公共の喫煙所」「④ホテルなどその他の施設」の4つです。このうち初心者にもっとも確実でおすすめなのは、その場で買ってそのまま吸えるシガーバー・ラウンジ。葉巻スイタイには全国47都道府県・846軒の葉巻関連店が掲載されており、うち店内で吸えるシガーバー・ラウンジは計608軒あります。今すぐ近くで探すなら現在地から探すが便利です。この記事では、4つの選択肢それぞれの向き・不向きと、屋内・屋外のルール(改正健康増進法)、そして「吸ってはいけない場所」までを整理します。
葉巻を吸える場所は大きく4つ
まず全体像です。吸える場所は次の4つに整理でき、それぞれ手軽さ・費用・準備の要否が異なります。
| 場所 | 手軽さ | 費用の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ①シガーバー・ラウンジ | すぐ吸える | 1回5,000〜10,000円前後 | 初心者・道具を持っていない人 |
| ②自宅 | 準備が要る | 葉巻代+保存道具 | 慣れてきた人・自分のペースで吸いたい人 |
| ③屋外・公共の喫煙所 | 場所を選ぶ | 葉巻代のみ | ごく短い一本を吸う人(長時間は不向き) |
| ④ホテル等の施設 | 場所限定 | 施設料金による | 旅行先・特別な日 |
結論として、「今日はじめて葉巻を吸ってみたい」なら①のシガーバー、「習慣として楽しみたい」なら②の自宅が基本の2択になります。
①シガーバー・ラウンジ:最も確実で初心者向き
もっとも確実なのが、その場で葉巻を買ってそのまま吸えるシガーバー・ラウンジです。喫煙を前提にした強力な換気設備が整っており、カットや着火の道具もそろっているため、手ぶらで行って一本を楽しめます。吸い方がわからなくてもスタッフに相談できるのも初心者に心強い点です。
葉巻スイタイの掲載データ(2026年7月時点)では、全国の葉巻関連店846軒のうち、店内で吸えるシガーバー・ラウンジ系が計608軒。内訳は次のとおりです。
| 種別 | 軒数 |
|---|---|
| バー(葉巻取扱) | 518軒 |
| シガーバー | 70軒 |
| シガーバー&ショップ | 15軒 |
| ラウンジ | 5軒 |
このうち初心者歓迎を掲げる店は229軒、一人でも入りやすい店は228軒、深夜まで営業している店は353軒。仕事帰りや旅行先でも立ち寄りやすいのが特長です。
費用はチャージ(席料)+葉巻代+ドリンク代で、1回あたり5,000〜10,000円前後が一つの目安。料金やシステムの詳細はシガーバーとは?初めての料金・システムガイド、当日の作法はシガーバーのマナー完全ガイドにまとめています。
探し方:今いる場所の近くで探すなら現在地から探す、地図で眺めるなら全国の店舗マップが便利です。エリアから探すなら東京のシガーバー・大阪のシガーバー・名古屋(愛知)のシガーバー・福岡のシガーバーなどの地域ページから選べます。
②自宅:吸えるが「配慮」と「保存」が要る
自宅は、法律上もっとも自由に葉巻を吸える場所です。ただし現実には、においへの配慮と保存の2つの準備が欠かせません。
まず近隣への配慮。改正健康増進法では、屋外や家庭で喫煙するときも「望まない受動喫煙を生じさせないよう周囲の状況に配慮する」ことが求められています(参照:政府広報オンライン)。とくに賃貸マンションのベランダは共用部分にあたり、規約で喫煙が禁止されていることが多く、煙やにおいが原因のトラブルは珍しくありません。ベランダ喫煙が不法行為と判断された裁判例もあります。まずは賃貸借契約書とマンション規約を確認しましょう。
室内で吸う場合は、換気とにおい対策が重要です。葉巻は紙巻きタバコよりも煙とにおいが強く残りやすいため、換気の効く場所で吸う、布製品ににおいが移らないよう工夫する、といった対策が要ります。具体的な方法は葉巻の匂い・煙対策ガイドを参照してください。
もう一つが保存です。プレミアムシガーは乾燥に弱く、適正な湿度で保管しないと風味が落ちてしまいます。自宅で継続的に楽しむなら、ヒュミドール(保湿庫)の用意が前提になります。詳しくは葉巻の保存方法完全ガイドへ。
③屋外・公共の喫煙所:ルールと現実
「外なら自由に吸えるのでは」と思われがちですが、屋外にもルールがあります。
改正健康増進法(2020年4月全面施行)により、飲食店をはじめとする屋内は原則禁煙となりました(喫煙専用室などを除く。参照:厚生労働省)。一方、屋外そのものは法の規制対象外ですが、多くの自治体が路上喫煙禁止条例を定めており、指定された禁止区域では屋外でも喫煙できません。加えて、屋外・私有地であっても「望まない受動喫煙を生じさせないよう配慮する義務」があります。
では公共の喫煙所はどうでしょうか。駅前や街なかの喫煙所は利用できますが、次の理由で葉巻には向きません。
- 葉巻は一本を吸い終えるのに30分〜1時間半かかり、混み合う喫煙所で長時間吸うのは現実的でない
- 紙巻きタバコより煙とにおいが強く、狭い喫煙所では周囲への配慮が難しい
- 落ち着いて味わう葉巻の楽しみ方と、慌ただしい喫煙所は相性が悪い
短いシガリロやドライシガーを一服する程度なら選択肢になりますが、プレミアムシガーをゆっくり楽しむなら、やはりシガーバーや自宅が現実的です。
④ホテル・その他の施設
このほか、シガーラウンジを備えたホテルや会員制ラウンジ、葉巻を扱う一部の飲食店(喫煙目的店として届け出た店)などでも葉巻を楽しめます。旅行先や特別な日の選択肢として覚えておくとよいでしょう。ただし、提供の有無やルールは施設ごとに大きく異なるため、事前確認が必須です。ゴルフ場などでも喫煙可のエリアで楽しめる場合がありますが、これも施設ごとの規定に従ってください。
やってはいけない場所・NG行動
最後に、避けるべき場所と行動を整理します。
- 原則禁煙の屋内で吸う(喫煙可の表示がない飲食店・オフィス・公共施設など)
- 路上喫煙禁止区域での喫煙(自治体の条例違反。過料が科される地域もあります)
- 賃貸のベランダ・共用部での喫煙(規約違反・近隣トラブルの原因に)
- 人通りの多い場所や施設の出入口付近での喫煙(受動喫煙への配慮義務に反します)
- 歩きながらの喫煙(火傷・火災のリスク。多くの自治体で禁止されています)
葉巻は紙巻きタバコ以上に煙とにおいが目立ちます。「そこは吸える場所か」を確認し、周囲への配慮を忘れないことが、長く楽しむための第一歩です。なお、葉巻の健康リスクについては葉巻のニコチン・タールと健康リスクで扱っています。
まとめ
- 葉巻を吸える場所は「①シガーバー ②自宅 ③屋外・喫煙所 ④ホテル等」の4つ
- 初心者に最も確実なのはシガーバー・ラウンジ(全国608軒/初心者歓迎229軒)
- 自宅は自由度が高い一方、近隣配慮・におい対策・保存の準備が要る
- 屋内は原則禁煙、屋外も路上喫煙条例と配慮義務がある。公共喫煙所での長時間の葉巻は不向き
- まずは現在地から吸える店を探すのが早道
※たばこ製品は20歳になってから。20歳未満の喫煙は法律で禁じられています。



