葉巻スイタイ
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葉巻用語集|ラッパー・リングゲージから資格まで861銘柄の実例で解説【2026年】

公開: 2026年7月15日更新: 2026年8月17日
この記事には、たばこ製品に関する情報が含まれます。20歳未満の方はご覧いただけません。喫煙は健康に悪影響を及ぼすおそれがあります。

葉巻には「ラッパー」「リングゲージ」「マデューロ」など独特の用語が多く、初心者ほど何を指すのか迷いがちです。この記事は、葉巻スイタイに掲載する861銘柄の実データを引きながら、構造・サイズ・色・喫煙・保存・資格まで葉巻用語を辞書形式で網羅した用語集です。気になる語だけ拾い読みしてもかまいません。

構造に関する用語|ラッパー・バインダー・フィラー・ヘッド・フット・キャップ・バンド

葉巻は紙を使わず、すべてタバコの葉でできています。まずは3層構造と各部位の名称から押さえましょう。

  • ラッパー(Wrapper): 葉巻の一番外側を包む葉。見た目の色と香りの第一印象を決める「顔」の役割を持ちます。色による呼び名(カンデラ〜オスクーロ)は後の章で解説します。
  • バインダー(Binder): フィラーを束ねてまとめる中間層の葉。燃焼のバランスを整える役目を持ちます。
  • フィラー(Filler): 葉巻の中身を構成する葉の束。複数の産地・部位の葉をブレンドし、味と香りの骨格を作ります。長い葉をそのまま使う「ロングフィラー」(主に手巻き)と、刻んだ葉を使う「ショートフィラー」(主に機械巻き)があります。
  • ヘッド(Head): 吸い口側の先端。カットして開ける部位です。切り方の詳細は葉巻の切り方完全ガイドにまとめています。
  • フット(Foot): 火をつける側の端。着火の手順は葉巻の火の付け方完全ガイドを参照してください。
  • キャップ(Cap): ヘッドのほつれを防ぐために貼られた小さな葉。カットで切り落とす部分です。
  • バンド(Band): 銘柄・ブランドを示す帯紙。19世紀のヨーロッパで、貴族が葉巻を素手で持つ際に指を汚さないよう巻いたのが起源という説があります。

サイズ・形状に関する用語|リングゲージ・ヴィトラ・パレホとフィグラド

太さと形にも専用の呼び名があります。葉巻スイタイの公開データから、実際の分布も見てみましょう。

  • リングゲージ(Ring Gauge): 葉巻の太さを表す単位。1/64インチを1として数値化した指標で、数字が大きいほど太くなります。公開861銘柄のうち347銘柄でリングゲージを記録しており、最も細いのはリングゲージ20のラ ガレラ 20 シガリロス(長さ87mm)、太い部類ではクリスタニア 7×70のようにリングゲージ70の銘柄も存在します(名称の「7×70」は「長さ7インチ×リングゲージ70」の意味)。
  • ヴィトラ(Vitola): 葉巻の形状・サイズ分類の名称。ロブスト・トロ・チャーチルなど。ヴィトラを記録している434銘柄の内訳は次のとおりです。
ヴィトラ 掲載銘柄数 割合
ロブスト 178 約41%
トロ 69 約16%
コロナ 49 約11%
チャーチル 34 約8%
ベリコソ 14 約3%
  • ロブスト(Robusto): 短く太め(リングゲージ48〜52程度)の定番形状。掲載銘柄の約4割を占める最多勢力で、コイーバ ロブストがその代表例です。
  • チャーチル(Churchill): 長さ178mm前後の大型パレホ。葉巻を愛したイギリスの元首相ウィンストン・チャーチルにちなむ名称とされています。
  • トルペード(Torpedo): 先端がすぼまり尖った形状。セリーV メラニオ マデューロ トルペードなどが該当します。
  • パレホ(Parejo): 側面がまっすぐな円柱形。葉巻の大多数はこの形状です。
  • フィグラド(Figurado): ピラミデ・トルペード・ペルフェクト・ベリコソなど、先端が尖る・すぼまるといった変形形状の総称。葉巻スイタイのデータでは、ヴィトラ判明434銘柄のうち約8%(35銘柄)のみがフィグラド系で、パレホが主流であることがわかります。パレホとフィグラドの内訳やヴィトラごとの実測寸法は葉巻のサイズ一覧、サイズ・形状の全体像は葉巻の種類ガイドで整理しています。

ラッパーの色に関する用語|カンデラ・クラロ・マデューロ・オスクーロ

ラッパーの色は淡い順に、カンデラ→クラロ→コロラド→マデューロ→オスクーロと並ぶのが一般的な分類です。色が濃くなるほど熟成・発酵の度合いが強まり、甘みやコクを感じやすくなる傾向があります。

色 明るさ 特徴
カンデラ 最も明るい(緑) 若葉を急速乾燥。青々しい香り
クラロ 明るい黄褐色 軽やかで穏やか
コロラド 赤みの中間色 バランス型
マデューロ 濃い茶色 熟成が進み甘みが増す
オスクーロ 最も濃い黒褐色 濃厚でコクが強い
  • カンデラ(Candela): 緑色のラッパー。若い葉を急速乾燥させて緑色素(クロロフィル)を残す製法で作られ、別名「ダブルクラロ」とも呼ばれます。葉巻スイタイには2銘柄のみで、エッジ カンデラ トロなどごく少数派です。「葉巻の緑色」はこのカンデラを指します。
  • クラロ(Claro): 淡い黄褐色。軽やかで穏やかな味わい。1880 クラロが該当します。
  • コロラド(Colorado): 赤みを帯びた中間色。バランス型の味わいとされます。
  • マデューロ(Maduro): 濃い茶色〜黒褐色のラッパー。スペイン語で「熟した」の意味で、追加の発酵・熟成を経て糖度と甘みが増すのが特徴です。公開861銘柄のうち、名称や解説に「マデューロ」を含む銘柄は**50銘柄(約6%)**あり、ロブスト マデューロなどで実際の色味を確認できます。
  • オスクーロ(Oscuro): もっとも黒に近い最濃色。葉巻スイタイでは4銘柄のみで、いずれもアルトゥーロ・フエンテ オーパスX系列という希少な存在です。

喫煙・味わいに関する用語|ドロー・クールスモーキング・nub・片燃え

  • ドロー(Draw): 吸ったときの空気の通り具合・抵抗感。きつすぎず緩すぎない状態が理想とされます。
  • クールスモーキング(Cool Smoking): ゆっくりとしたペースで吸い、葉巻の温度を上げすぎない喫煙法。吸いすぎて熱を持つと雑味やえぐみが出やすくなるとされています。基本の吸い方は葉巻の吸い方完全ガイドで解説しています。
  • 片燃え(キャノーイング/Canoeing): 燃焼が片側に偏り、カヌーの船底のようにいびつに焦げる現象。着火の当て方が偏ると起こりやすく、防ぎ方は葉巻の火の付け方完全ガイドにまとめています。
  • nub(ナブ): 吸い終わりに残るごく短い吸いさしのこと。どこまで吸うかの目安は葉巻1本の喫煙時間ガイドを参照してください。
  • プルーム/ブルーム(Plume / Bloom): 熟成中に葉に含まれる油分が結晶化してできる、白く粉っぽい膜。ブラシで軽く払える点でカビと区別されます。カビは緑や青みがかった斑点状で臭いを伴う点が異なり、見分け方や保存環境は葉巻の保存方法完全ガイドで解説しています。

保存・道具に関する用語|ヒュミドールなど

葉巻は湿度62〜72%程度での保管が推奨される、いわば「生もの」です。保管箱の**ヒュミドール(Humidor)**をはじめ、湿度計や加湿剤といった道具の名称、具体的な湿度管理の方法は葉巻の保存方法完全ガイドに詳しくまとめているので、ここでは名称の紹介にとどめます。

資格・文化に関する用語|シガーソムリエとは

「シガーソムリエ」は特定の一つの統一資格を指す言葉ではなく、葉巻の専門知識やサービス能力を持つ人を指す通称として使われることが多い呼び方です。実在する関連資格としては、一般社団法人キューバ・シガー教育協会(CCA)が認定する「シガーマネージャー」「キューバシガーマネージャー」などの資格や、シガーアドバイザー協会(CAA)が認定する「シガーアドバイザー」資格があります。シガーバーやたばこ専門店のスタッフがこうした資格を持っていることもあり、銘柄選びに迷ったら相談してみるのもおすすめです。葉巻そのものの定義や構造は葉巻とは?でさらに詳しく解説しています。

まとめ|迷ったらこの用語集に戻ってきてください

  • 構造は外側からラッパー・バインダー・フィラーの3層。吸い口はヘッド、火をつける側はフット
  • 太さはリングゲージ、形はヴィトラで表す。ヴィトラ判明434銘柄中ロブストが約41%と最多、フィグラドは約8%の少数派
  • ラッパーの色はカンデラ→クラロ→コロラド→マデューロ→オスクーロの順に濃くなる。マデューロは公開861銘柄中50銘柄
  • 喫煙時はクールスモーキングを意識し、片燃えとnubのタイミングに注意する
  • 保存はヒュミドールガイド、切り方・着火は各専門記事も参考にしてください

葉巻の世界は用語がわかると一気に楽しくなります。わからない語が出てきたら、またこのページに戻って確認してみてください。

※たばこ製品は20歳になってから。20歳未満の喫煙は法律で禁じられています。

70-TERM INDEX

葉巻用語70語の索引

上の実データ解説に加え、製法・構造・サイズ・喫煙・保管・テイスティングの基本語を一か所で引けるように整理しました。 用語から関連ガイドや銘柄一覧へ進めます。

全70語6分類索引更新

葉巻の基本・種類

製法や中身の違いを理解するために、最初に知っておきたい言葉です。

葉巻(シガー)

読み: はまき | 英語: Cigar

たばこの葉を束ね、外側もたばこの葉または葉を原料とする素材で巻いた嗜好品です。紙巻たばことは構造や楽しみ方が異なり、一般には煙を肺へ吸い込まず、口中で香味を味わいます。

葉巻とは何かを詳しく読む

プレミアムシガー

英語: Premium Cigar

天然のラッパーを使い、ロングフィラーを手巻きした葉巻を指す業界上の呼び方です。世界共通の単一な法的定義ではないため、製法や葉の構成は商品説明で確認します。

初心者向け銘柄を見る

ドライシガー

英語: Dry Cigar

比較的小型で、常温流通を前提に作られることが多い葉巻の総称です。シガリロや機械巻き製品を含む場合がありますが、必要な保管条件はメーカー表示を優先します。

葉巻の種類を比較する

シガリロ

英語: Cigarillo

一般的な葉巻より短く細い小型シガーです。短時間で楽しみやすい一方、サイズや税制上の商品区分は国やメーカーによって異なります。

葉巻の種類を比較する

ハンドメイド(手巻き)

英語: Handmade / Hand-rolled

職人がフィラー、バインダー、ラッパーを組み上げて巻く製法です。キューバ産の「Totalmente a Mano」は、全工程を手作業で仕上げたことを示す表記です。

マシンメイド(機械巻き)

英語: Machine-made

機械を使って成形・巻き上げる製法です。均一性や量産性に優れ、ショートフィラーや小型葉巻で多く見られますが、品質の優劣だけを示す言葉ではありません。

ロングフィラー

英語: Long Filler | 別名: Tripa Larga

葉巻の長さに近い、切れ目の少ない葉をフィラーに使う構造です。葉を層として組み合わせやすく、プレミアムシガーの代表的な製法です。

ショートフィラー

英語: Short Filler | 別名: Tripa Corta

刻んだ葉や短い葉片をフィラーに使う構造です。機械巻きや一部の手巻き葉巻にも用いられ、燃焼や味わいは葉の配合と巻き方でも変わります。

プーロ

英語: Puro

ラッパー、バインダー、フィラーを同じ国で生産された葉で構成する葉巻を指す業界用語です。単にキューバ産だけを意味する言葉ではありません。

葉の構成・各部の名称

一本の葉巻を形づくる三層の葉と、火をつける前に確認する各部の呼び方です。

ラッパー

英語: Wrapper | 別名: Capa / カパ

葉巻の最外層を包む一枚の葉です。見た目、手触り、香り、燃焼に関わり、産地や品種、色だけで味のすべてが決まるわけではありません。

バインダー

英語: Binder | 別名: Capote / カポーテ

フィラーの束を包み、葉巻の形と燃焼を支える中間層の葉です。日本語では「中巻葉」とも呼ばれます。

フィラー

英語: Filler | 別名: Tripa / トリパ

葉巻の中心部を構成する葉の組み合わせです。複数の葉の強さ、香り、燃え方を調整した配合が、味わいの骨格を作ります。

キャップ

英語: Cap

吸い口側のヘッドを閉じているラッパー葉の小片です。喫煙前にキャップの範囲を見ながら切り、深く切りすぎてラッパーがほどけるのを避けます。

葉巻の切り方を見る

バンチ(ボンチェ)

英語: Bunch / Bonche

フィラーを束ね、バインダーで包んだ段階の葉巻本体です。この束の密度や葉の配置が、ドローと燃焼に大きく影響します。

バンド(アニージャ)

英語: Band / Anilla

ブランド名などを示す葉巻の紙帯です。キューバではアニージャと呼ばれます。喫煙中は糊が温まってから外すと、ラッパーを傷めにくくなります。

リヘロ

英語: Ligero

たばこ株の上部から採られる、比較的厚く力強いフィラー葉の区分です。一般に燃えにくく、強さや味の深さへ寄与しますが、配合上の役割は生産者によって異なります。

セコ

英語: Seco

たばこ株の中部付近から採られるフィラー葉の区分です。香りや味のバランスへ寄与すると説明されることが多く、リヘロとボラードの間をつなぎます。

ボラード

英語: Volado

たばこ株の下部から採られる、比較的軽いフィラー葉の区分です。燃えやすさに優れ、ブレンドの燃焼を支える役割を持ちます。

サイズ・形(ヴィトラ)

長さ、太さ、輪郭を表す用語です。同じ名称でもメーカーごとに寸法差があります。

パレホ

英語: Parejo

側面がまっすぐで、基本的に円筒形をした葉巻の総称です。コロナ、ロブスト、チャーチルなど多くの定番サイズが含まれます。

フィグラド

英語: Figurado

片端または両端が細くなるなど、円筒形以外の輪郭を持つ葉巻の総称です。トルペドやダブルフィグラドなどが含まれます。

ロブスト

英語: Robusto

短めで太さのある代表的なパレホです。比較的まとまった時間で楽しみやすい一方、正確な長さとリングゲージはブランドごとに異なります。

コロナ

英語: Corona

細身から中程度の太さを持つ伝統的なパレホです。多くのサイズ名の基準として使われますが、寸法はメーカーの仕様を確認します。

ペティコロナ

英語: Petit Corona

コロナより短いことが多い小型のパレホです。短時間向けとして選ばれますが、味が必ず軽いという意味ではありません。

チャーチル

英語: Churchill

細長い大型パレホとして知られるサイズ名です。喫煙時間が長くなりやすく、途中の温度管理によって味の変化を楽しめます。

トロ

英語: Toro

ロブストより長めで、十分な太さを持つことが多いパレホです。現代のノンキューバ葉巻で広く使われる名称ですが、共通の厳密寸法はありません。

ランセロ

英語: Lancero

長く細い形をしたパレホです。フィラーに対するラッパーの比率を感じやすい一方、ゆっくり吸わないと過熱しやすい傾向があります。

トルペド

英語: Torpedo

吸い口側が細く尖ったフィグラドの一種として使われる名称です。メーカーによりピラミデなどとの呼び分けが異なるため、商品形状を併せて確認します。

ベリコソ

英語: Belicoso

先端が丸みを帯びて細くなるフィグラドとして扱われることが多い形です。トルペドとの境界はブランドによって異なります。

ボックスプレス

英語: Box-pressed

箱や型の中で圧をかけ、断面を丸形から角張った形へ整えた葉巻です。手触りや口当たり、燃焼の進み方に違いが出ることがあります。

カット・着火・喫煙

吸い始めから燃焼の調整まで、実際に葉巻を楽しむ場面で使う言葉です。

ドロー

英語: Draw

葉巻を吸ったときの空気の通り方と抵抗感です。重すぎると煙が出にくく、軽すぎると燃焼が速くなることがあるため、カット後に確かめます。

葉巻の吸い方を見る

コールドドロー

英語: Cold Draw

着火前の葉巻を軽く吸い、空気の通りと香りを確認することです。強く何度も吸うのではなく、詰まりや初期の香味を穏やかに確かめます。

ストレートカット

英語: Straight Cut | 別名: フラットカット / ギロチンカット

ヘッドを刃でまっすぐ切る、最も一般的なカット方法です。シングル刃とダブル刃があり、キャップを深く切りすぎないことが基本です。

カッター別の切り方を見る

Vカット

英語: V Cut

ヘッドへV字形の溝を入れるカット方法です。開口部を確保しながら口当たりを残せますが、細い葉巻や尖った形では適さない場合があります。

パンチカット

英語: Punch Cut

円筒形の刃でキャップ中央に小さな穴を開ける方法です。葉片が口に入りにくい一方、タールや水分が狭い開口部へ集まりやすい場合があります。

レトロヘイル

英語: Retrohale

口に含んだ煙の一部を鼻側へ抜き、香りを捉える方法です。肺へ吸い込むこととは異なり、刺激が強いため初心者はごく少量から試します。

バーンライン

英語: Burn Line

燃えている部分と未燃焼部分の境目です。完全な水平でなくても喫煙できますが、大きく片寄る場合は吸う間隔や着火を調整します。

カヌーイング

英語: Canoeing

葉巻の片側だけが先に燃え進み、燃焼線が斜めに大きく崩れる状態です。風、着火むら、巻き、湿度など複数の原因が考えられます。

トンネリング

英語: Tunneling

中心のフィラーだけが先に燃え、外側のラッパーとバインダーが筒状に残る状態です。速い喫煙や燃焼の不均一などで起こります。

タッチアップ

英語: Touch-up

燃え遅れた部分へ短く火を当て、燃焼線を小さく補正することです。頻繁に強い炎を当てると過熱するため、必要最小限にします。

パージ

英語: Purge

葉巻へ息を軽く吹き戻し、内部にたまった煙や燃焼由来の成分を外へ出す操作です。強く吹くと火の粉が飛ぶため、周囲と火元に注意します。

ナブ

英語: Nub

喫煙終盤に残った短い部分、または短く太い葉巻のスタイルを指します。熱さや苦味を感じたら、無理に最後まで吸う必要はありません。

保管・湿度管理

葉巻の状態を保ち、カビや害虫を見分けるための保管用語です。

加湿器(ヒュミディファイア)

英語: Humidifier

ヒュミドール内へ水分を供給する器具です。スポンジ、ジェル、調湿パック、電子式などがあり、容器の大きさと使用環境に合わせます。

相対湿度(RH)

英語: Relative Humidity

その温度の空気が保持できる最大水分量に対する、現在の水分量の割合です。同じRHでも温度が違えば葉巻の状態は変わるため、温湿度を併せて見ます。

シーズニング

英語: Seasoning a Humidor

木製ヒュミドールを使い始める前に、内装材へゆっくり湿度をなじませる工程です。葉巻を入れたまま急加湿せず、製品の手順に従います。

スパニッシュシダー

英語: Spanish Cedar

ヒュミドールや葉巻箱の内装に多く使われる木材です。吸放湿性と香りを持ちますが、植物学上は一般的な針葉樹のシダーとは別種です。

ドライボクシング

英語: Dry Boxing

過加湿気味の葉巻を、加湿していない箱などへ短時間移して状態を整える方法です。乾かしすぎないよう、時間と葉巻の感触を確認します。

プルーム(ブルーム)

英語: Plume / Bloom

葉巻表面の白い付着物を指す俗称です。安全な結晶とカビを外観だけで断定しないことが重要で、疑わしい葉巻は隔離し、毛羽立ち、染み、臭いを確認します。

カビ

英語: Mold

過剰な湿気や汚染で葉巻に生じる菌類です。毛羽立つ斑点、広がる染み、異臭などがあれば他の葉巻から隔離し、保管容器も点検します。

タバコシバンムシ

英語: Tobacco Beetle

葉巻を食害する小型の甲虫です。丸い穴、粉状のくず、虫体が見つかった場合は葉巻を隔離し、同じ保管庫内をすべて点検します。

栽培・製造・テイスティング

畑から熟成までの工程と、味わいを言葉にするときに使う表現です。

キュアリング(乾燥)

英語: Curing

収穫したたばこ葉を乾燥小屋などでゆっくり乾かし、色や成分を変化させる工程です。単に水分を抜くだけでなく、次の発酵へつなぐ基礎になります。

発酵

英語: Fermentation

乾燥後の葉を積み重ねるなどして自然に発熱させ、刺激成分や香味を整える工程です。温度と水分を管理し、必要に応じて葉の山を組み替えます。

エイジング(熟成)

英語: Aging

たばこ葉または完成した葉巻を一定期間休ませ、香味のまとまりを待つことです。長期間置けば必ず好みに合う味になる、という意味ではありません。

プライミング

英語: Priming

たばこ株のどの高さから葉を収穫したかを示す区分です。下部から上部へ葉の厚さや強さが変わり、ブレンド時の役割も異なります。

シェードグロウン

英語: Shade-grown | 別名: Tapado

布などで日射を和らげてたばこを栽培する方法です。薄く滑らかなラッパー葉を育てる目的で用いられますが、産地ごとに栽培条件は異なります。

サングロウン

英語: Sun-grown

日光を遮る覆いを使わず、屋外でたばこを育てる方法です。葉が厚く力強くなりやすいとされますが、味は品種、土壌、発酵、ブレンドにも左右されます。

トルセドール

英語: Torcedor / Torcedora

葉を選び、束ね、ラッパーとキャップを巻いて葉巻を仕上げる職人です。スペイン語では性別に応じてトルセドール、トルセドーラと呼びます。

リガドール

英語: Ligador / Master Blender

産地、部位、収穫年などが異なる葉を組み合わせ、ブランドや銘柄の味わいを設計するブレンダーです。

ストレングス(強さ)

英語: Strength

主にニコチン由来の体感的な強さを表す言葉です。香味の濃さを表すボディとは別の軸で、空腹、喫煙速度、個人差でも感じ方が変わります。

ボディ

英語: Body

煙の厚み、味の密度、口中での存在感を表すテイスティング表現です。フルボディでもニコチンの体感が必ず強いとは限りません。

アロマ

英語: Aroma

着火前の葉、立ち上る煙、口から鼻へ抜ける煙などから感じる香りです。味覚だけでなく嗅覚を含めて葉巻の印象を捉える言葉です。

フィニッシュ(余韻)

英語: Finish

煙を吐いた後に口中や鼻へ残る香味と、その持続の仕方です。長短だけでなく、甘味、苦味、スパイス感などの変化も含めて表現します。

用語索引の出典と編集方針

国やメーカーで意味が揺れる言葉は、共通する範囲を日本語で要約し、寸法や商品区分が一律ではないことを明記しました。 個別銘柄についてはメーカーの商品仕様を優先してください。

よくある質問

マデューロとは何ですか?▾

ラッパー(外側の葉)の色の名称で、濃い茶色〜黒褐色のものを指します。スペイン語で「熟した」という意味で、追加の発酵・熟成を経るため糖度と甘みが増すのが特徴です。葉巻スイタイの公開861銘柄のうち、名称や解説に「マデューロ」を含む銘柄は50銘柄(約6%)あります。

リングゲージとは何ですか?▾

葉巻の太さを表す単位で、1/64インチを1として数値化します。数字が大きいほど太い葉巻です。葉巻スイタイでリングゲージを記録している347銘柄では、最小がリングゲージ20(シガリロ)、太い部類ではリングゲージ70の銘柄まで存在します。

葉巻が緑色をしているのはなぜですか?▾

「カンデラ」と呼ばれるラッパーの色だからです。若い葉を急速乾燥させて緑色素(クロロフィル)を残す製法で作られ、別名ダブルクラロとも呼ばれます。流通量は少なく、葉巻スイタイの掲載861銘柄中2銘柄のみの希少な色です。

ヘッドとフットの違いは何ですか?▾

ヘッドは吸い口側の先端で、カットして開ける部位です。フットは火をつける側の端を指します。葉巻は基本的にヘッド側にキャップと呼ばれる小さな葉が貼られており、そこをカットしてから吸います。

シガーソムリエとはどんな資格ですか?▾

特定の一つの統一資格を指す言葉ではなく、葉巻の専門知識やサービス能力を持つ人を指す通称として使われることが多い呼び方です。実在する関連資格には、一般社団法人キューバ・シガー教育協会(CCA)が認定する「シガーマネージャー」などの資格や、シガーアドバイザー協会(CAA)が認定する「シガーアドバイザー」資格があります。

関連銘柄

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20歳未満の方の喫煙は法律で禁じられています。喫煙は、あなたにとって健康リスクを高めます。本記事は喫煙を推奨するものではありません。