東京23区の外側、吉祥寺から立川・八王子・町田までの多摩・武蔵野エリアで葉巻が吸える店は、葉巻スイタイの掲載データで22軒あります。加えて葉巻を買って帰れるたばこ店・シガーショップが7店。都心まで出なくても、住んでいる沿線で一本吸える環境は思っているより整っています。
ただし専業のシガーバーは東村山のcigarbar Bacchus1軒だけです。残る21軒は、ウイスキーやラム、ブランデーが主役のバーが葉巻も置いている形。「シガーバーを探す」のではなく、「行きたいバーに葉巻があるか」で選ぶエリアだと考えると、店選びがぐっと楽になります。
※たばこ製品は20歳になってから。20歳未満の喫煙は法律で禁じられています。
多摩・武蔵野の29軒を数字で整理する
この記事は、2026年8月16日時点で葉巻スイタイに掲載している東京都の店舗のうち、23区外(市部)にあるものをもとにしています。内訳は次のとおりです。
| 区分 | 軒数 | 内容 |
|---|---|---|
| 専業シガーバー | 1軒 | 葉巻が主役の店 |
| 葉巻が吸えるバー・レストラン | 21軒 | 酒や料理が主役で葉巻も置く店 |
| 葉巻を買える店 | 7店 | たばこ店・シガーショップ |
条件別に見ると、深夜まで営業するバーが14軒、一人での利用を歓迎している店が16軒、初心者歓迎の店が11軒。このうち「一人でも初心者でも大丈夫」の両方に当てはまるのは7軒です。逆に17時より前に開く日がある店は4軒しかなく、多摩エリアは基本的に夜の街だと考えておいたほうがいいでしょう。
市別の分布はこうなっています。
| 市 | 軒数(バー+販売店) |
|---|---|
| 武蔵野市(吉祥寺) | 5軒 |
| 立川市 | 4軒 |
| 国立市・国分寺市・町田市 | 各3軒 |
| 三鷹市・八王子市・東村山市 | 各2軒 |
| 西東京市・調布市・小金井市・稲城市・福生市 | 各1軒 |
最多は吉祥寺を抱える武蔵野市の5軒。次いで立川市の4軒で、しかも立川は3軒が柴崎町に集まっています。歩いて2軒目、3軒目に移れるのは立川と吉祥寺だけで、それ以外の市は基本的に1軒勝負になります。
最新の掲載状況は東京のシガーバー一覧、エリア別には吉祥寺・立川・町田・八王子のページで確認できます。
吉祥寺・三鷹で葉巻が吸える6軒
吉祥寺は本町1丁目に4軒が集中していて、多摩エリアではもっとも選択肢が多い場所です。
BAR FORT 吉祥寺(武蔵野市吉祥寺本町1-31-3)は年中無休で19時から翌3時まで。レコードでジャズが流れるカウンター中心の店で、キューバ産の葉巻とシングルモルト、手作りの生チョコを合わせられます。吉祥寺で一番遅くまで開いている葉巻可のバーなので、終電を逃した夜の受け皿にもなります。
SCREW DRIVER(本町1-20-15)はラム酒の品ぞろえが際立つ一軒。丸太小屋のような内装で、19時から翌2時(土曜は17時開店)、日曜休みです。初心者歓迎の登録があり、好みを伝えれば一杯を選んでもらえます。
BAR WOODY(本町1-10-8)は15時開店・年中無休という、このエリアでは貴重な使い方ができる店です。井の頭公園を歩いた午後にそのまま寄れるのは、夜だけのバーにはできないこと。カウンター中心で、静かに一人で飲みたい夜にも向きます。
Vision Whisky bar 吉祥寺(本町1-11-8 B1)は、定番からボトラーズまでそろうウイスキーと葉巻を気軽な価格帯で楽しめる店。BAR AOTETSU(吉祥寺南町1-5-11)はメニューを置かず、並ぶボトルを見ながら相談して頼むオーセンティックな造り。カウンター10席ほどで、チャージ込み1杯2,000円前後が目安です。
三鷹に移ると、アンタレス(三鷹市上連雀1-2-8)は17時から22時までという早じまいの一軒。店主が一人で切り盛りするアットホームな空気で、葉巻の物販もあり、値段も手頃です。一人歓迎と初心者歓迎の両方が付いている店は吉祥寺・三鷹ではここだけなので、最初の一軒に選びやすいでしょう。
立川・国立・国分寺で葉巻が吸える8軒
立川は柴崎町の3軒がすべて駅南口の徒歩圏にあります。
Bar R(立川市柴崎町2-2-13)は、キューバ・ドミニカ・ニカラグアの葉巻をサイズ別にそろえ、シガリロもヒュミドールで管理しています。カウンター8席とボックス席があり、月〜土は19時から翌2時、日曜は15時から23時と昼から開くのが便利。一人歓迎・初心者歓迎の両方が付いています。
バーキルン(柴崎町3-7-22)は、後述するとおり公式サイトでシガーメニューを価格つきで公開している一軒。火〜日の18時から翌2時、月曜休みです。Bar Sandrie(柴崎町3-4)はドミニカ・ホンジュラス・キューバの葉巻を扱い、選んだ一本に火をつけてもらえます。バックバーにはボトラーズやオールドボトルが並びます。
国立では、bar LOTUS(国立市中1-10-22)が年中無休の19時から翌4時まで。これは掲載22軒で最も遅い閉店時刻です。ジェムストーン(国立市東1-18-7)は17時開店(土日は16時)で翌1時まで、初心者歓迎の登録があります。
国分寺は3軒。LIBRE Whisky&Cocktail Bar 国分寺(南町3-18-4)はハバナシガーを常備していて、店内で買ってそのまま吸えます。葉巻に合わせる酒も提案してもらえるので、初めての一本でも組み合わせに迷いません。火〜木は18時から翌1時、金土は翌2時まで、月曜休み。Jake's Bar(泉町3-37-31)はクラフトジンを常時70〜80種そろえ、チャージなしで年中無休18時〜23時30分。Bar Luna Rossa(本町2-23-14)はアルマニャックやカルヴァドスが充実し、葉巻とブランデーをじっくり味わいたい人向きです。
町田・八王子で葉巻が吸える3軒
町田は原町田の2軒。BAR CLOS(原町田6-17-1)は約10種類の葉巻をそろえ、葉巻1本に酒と生チョコを合わせた入門セットを用意しています。買って帰ることもでき、火〜日の19時から翌2時(月曜休み)。多摩エリアで「初めての1本を頼みやすい店」を1軒挙げるならここです。
BAR ROJY(原町田6-9-8 AETA町田8F)は、バーテンダーがカットから着火まで手がけてくれるので、道具を持っていなくても問題ありません。ただしシガーの利用は原則22時以降という決まりがあるので、早い時間に葉巻目当てで行くと空振りします。営業は18時から24時(金土は翌1時)。
八王子のBar 洋酒考(八王子市三崎町4-3)は、巻きの大・中・小や香り・重さの違いまで幅広く選べ、イメージを伝えると合う一本を提案してもらえます。クラシックが流れるカウンター中心の静かな店で、月〜土の19時から翌1時、日曜休みです。
調布・小金井・西東京・東村山の5軒
多摩の北側・西側にも1軒ずつ点在しています。
Bar&dining guzu(調布市国領町4-9-6)は19時30分から翌2時、日曜休み。西東京市のWhisky&Cigar AmBer(ひばりが丘北3-3-14 B1)はキューバ産の葉巻を状態よく置き、初めてでも教わりながら試せる店で、チャージは1,000円。火曜以外の18時から翌3時(日曜は24時まで)まで開いています。ひばりヶ丘駅が最寄りで、西武池袋線沿線から通いやすい位置です。
東村山には2軒あります。cigarbar Bacchus(栄町2-20-11)は掲載22軒で唯一の専業シガーバー。年中無休で19時から翌3時まで開いています。同じ栄町のBar kj(2-8-14)はカウンター5席だけの小さな店で、すぐ満席になりやすいぶん、落ち着いて過ごせます。
少し毛色が違うのが小金井のTERAKOYA(前原町3-33-32)。クラシカルな洋館のレストランで、コースの食後にそのまま葉巻をくゆらせられます。12時から15時のランチ営業がある唯一の掲載店で、記念日の使い方に向きます。予約して行くのが前提の店です。
多摩で葉巻を買って帰れる7店
バーで吸うのではなく、買って持ち帰りたいときの選択肢です。
| 店名 | 所在地 | 特徴 |
|---|---|---|
| シガーショップ みわた | 三鷹市下連雀3-29-8 | ヒュミドール完備。11〜18時、水土休み |
| サンモークさえき | 国立市中1-16 | キューバは箱売り中心。ドミニカ・ニカラグア・ホンジュラスも |
| なかぞの | 福生市加美平1-28-6 | ヒュミドール完備。カッターや巻紙などの道具も |
| TOBACCO SHOP AKIYAMA | 立川市柴崎町3-4 | 葉巻と手巻き用シャグ。Bar Rから徒歩圏 |
| tobacco&goods kemkam | 八王子市旭町6-6 | ドライシガー・シガリロが中心 |
| タバコハウス・トミー | 町田市原町田4-2-9 | 10〜21時(水曜は12時から)。ライターも一緒に選べる |
| タバコセンター ヤマモト | 稲城市平尾1-52-17 | ホンジュラス産などを扱う |
ヒュミドールを備えていると確認できているのは、みわたとなかぞのの2店です。プレミアムシガーは乾燥に弱いので、箱買いでなく1本ずつ買うなら、この2店か、ヒュミドール管理を明記しているバーで買うのが安全です。全国の販売店は葉巻はどこで買える?にまとめています。
バーで葉巻を頼むといくらかかるのか
多摩エリアで葉巻の値段を公式サイトに出している店は多くありませんが、立川のバーキルンは価格つきのシガーメニューを公開しています。2026年8月時点の掲載価格から抜き出すと、次のとおりです。
| 銘柄 | 価格 |
|---|---|
| ピエドラ シガリロ | 116円 |
| ロミオ クラブ | 204円 |
| ベガフィナ ロブスト | 1,430円 |
| H・アップマン ハーフコロナ | 2,640円 |
| ロメオ No.3 | 3,080円 |
| モンテクリスト No.5 | 3,300円 |
| パルタガス セリーD No.4 | 5,500円 |
| コイーバ シグロ I | 6,600円 |
シガリロなら100円台、キューバ産の定番でも3,000円前後から。ここに1杯のドリンク代とチャージが乗ると考えれば、初めての1回はおよそ5,000〜8,000円が目安になります。なお同店はシガーが現金払いのみと明記しているので、現金を用意していってください。
葉巻の小売定価は認可制で全国共通ですが、バーで出される1本は席料やサービスを含む提供価格なので、店ごとに金額は変わります。表示価格も改定されることがあるため、最新の金額は店で確認してください。銘柄ごとの相場は葉巻の値段は1本いくら?で解説しています。
初めての1本は「短くて軽いもの」から
吸い切るのに1時間以上かかる太い葉巻を最初に選ぶと、途中で気分が悪くなることがあります。最初は短い一本を選んでください。目安としてH・アップマン ハーフコロナは長さ90mm・リングゲージ44で、30〜40分ほどで吸い終わります(参考価格3,000〜4,200円)。もう少し長く座れる日なら、長さ129mmのモンテクリスト No.4(参考価格3,520円)や、細めで軽いロメオ No.3(117mm・リングゲージ40、参考価格2,860円)が定番です。
注文から会計までの流れは初めてのシガーバー完全ガイド、一人で行くときの作法はシガーバーに一人で行くには?にまとめてあります。
行く前に確認しておきたい3つのこと
1. 定休日と開店時刻 多摩エリアは日曜・月曜が休みの店が目立ちます。日曜に開いているのはBAR FORT、BAR WOODY、Bar R、bar LOTUS、cigarbar Bacchusなど。逆に月曜休みの店(バーキルン・LIBRE・BAR CLOS・TERAKOYA)もあるので、週明けに行くなら要確認です。
2. 葉巻の在庫と提供条件 葉巻を置いていても常時在庫があるとは限らず、BAR ROJYのように時間帯の条件がある店もあります。目当ての銘柄があるなら、電話で聞いてから向かうのが確実です。
3. 喫煙環境 葉巻が吸える店の多くは喫煙目的店で、煙に敏感な人との同席には向きません。同行者がいるときは事前に伝えておきましょう。服装やふるまいの基本はシガーバーのマナーにまとめています。
まとめ
多摩・武蔵野エリアには葉巻が吸えるバーが22軒、買える店が7店あります。専業シガーバーは東村山の1軒だけですが、吉祥寺と立川には歩いて回れる密度があり、町田や国分寺には初めての1本を任せられる店もそろっています。都心のシガーバーは東京のシガーバー特集や新宿のシガーバーを参照してください。
※たばこ製品は20歳になってから。20歳未満の喫煙は法律で禁じられています。掲載内容は2026年8月16日時点の情報です。営業時間や取り扱いは変わることがあるため、訪問前に各店へご確認ください。



